今のギャルってどんな感じ?ギャルの歴史を大解剖

ファッション 2018.02.20

今のギャルってどんな感じ?ギャルの歴史を大解剖

ギャルというとあなたはどんなギャルを想像するでしょうか?あなたが今想像した映像によってあなたの青春時代がいつだったのかがわかります。そうです、一言でギャルといっても時代によって常に目まぐるしく進化していくのです。

ギャルはその時々の流行りによって、定義が変わります。ですので、ギャルというあなたの中で持っているイメージはあなたの青春時代そのものなのです。そう考えるとちょっと感慨深いところはありませんか?

ではギャルは時代によってどのように変化していったかを次に紹介していきたいと思います。

1990年代ギャルの特徴

1990年代からこの20年ほどでギャルはずいぶん進化して来ました。1990年代のギャルは今の平成生まれの若い人たちにはあまり想像できないかもしれません。

この時代のギャルは安室奈美恵さんがスーパーモンキーズ時代に10代の時に作り上げた時代そのものなのです。厚底ニーハイブーツ、ミニスカートで「コギャル」と呼ばれる女性たちが渋谷を拠点に集結していました。

この時アムラー、コギャル、ヤマンバという言葉が世の中に浸透し始めました。女子高生の制服の足元はダボダボのルーズソックス、首元はバーバリーのマフラーが必須でした。ヤマンバメイクやガングロメイクといったメイクは、まるで顔に絵を描いたようなメイクでした。黄金色の肌にするために日焼けサロンへこぞって通い始める人たちばかりでした。eggで有名になり、スーパー高校生と紹介された押切もえさんもガングロメイクでした。

2000年代ギャルの特徴

2000年代のギャルはガングロギャルからさまざまな方面へ派生していき、細分化していきました。マンバ、白ギャル、お姉ギャルと言われたキレイ系ギャルまで。ギャバクラで働く彼女達をモデルに起用し、age嬢が仲間入りしたのは2006年以降のことです。

この頃からキャバ嬢はアイドルでありモデルであるという認識も世に浸透していきました。そして2000年に流行り始めた一番のブームは「パラパラ」でした。今でも「パラパラ動画」と検索してみるとたくさんの動画をみることができます。

現在アラサー女子でも一度はこのパラパラを踊ったことがあるのではないでしょうか。ユーロビートにのせ、左右に一定のステップを踏みながら、上半身の動作を中心とした振り付けが特徴です。 まさに当時のギャル文化を象徴する踊りとなりました。今は懐かしい!という言葉が飛び出しそうですが、NIGHT OF FIREや恋のマイアヒ独特のダンスとビートの組み合わせによって数々の楽曲が生まれました。

そして、2000年代前半に一斉を風靡した数々のギャルブランド、火付け役の渋谷の109はブームもありました。特にギャルブランドとして定着したブランドにセシルマクビーがあります。他のギャルブランドが衰退する中、セシルマクビーは今でも根強い人気を博しています。

2010年代ギャルの特徴

2010年代のギャルは2000年のギャルが渋谷系一択に絞られていたのに比べると、渋谷系と原宿系が融合し、渋原系という新しいジャンルが生まれました。藤田ニコルやきゃりーぱみゅぱみゅの登場で、ファッションも渋谷系からゴスロリや原宿系にシフトしていきました。

外国人も日本にきたらまずは原宿という原宿ブランドが中心になっていきました。原宿系はまるでおもちゃのようなアニメから飛び出してきたカラフルな装いで、メルヘンチックなニュータイプのガーリーナチュラルな革新的なものでした。

レースやリボンが大量にあしらわれた服やつけまつげ、とにかく奇抜なデザインで若いからこそ似合うファッションをギャル達が楽しむようになりました。

また、2010年代の流行語大賞は女性宴会芸集団「あやまんJAPAN」の掛けごえで流行った「ポイポイポイポポイポイポピー」や「あげぽよ」などのテンションを表現するようなギャル言葉も特徴的です。

「イマドキ」のギャルファッションの特徴

1990年代から2010年代までのギャルについて紹介してきましたが、イマドキギャルのファッションは一体どういったものでしょうか。最近では派手でセクシーなだけではなく、色気を保ちつつも可愛らしさや大人の落ち着きを併せ持つファッションが人気となっています。

特に体のラインに添いつつゆったり感とフィット感が同居しており、自然とスタイルが美しく見えるデザインが多いです。 ギャル系と一言で言っても、最近のイマドキギャルは派手なだけではなく、清楚でナチュラルなギャルへ派生していったといえます。

つけまつげやカラコンなどポイントメイクによって、個性を出しつつも、派手にはしすぎない法則が群を抜いて人気のようです。 アイラインや、アイシャドウを使って、ハーフ顔を目指しイマドキギャルの個性を出すためあくまでナチュラル「風」メイクがモテる秘訣なのですね。

2000年に入ってからはガングロから美白へ流行が移り、韓国アイドルなどの人気も後押しして、美脚や全体的にヘルシーなファッションやメイクに移行して行きました。イマドキのファッションやメイクはナチュラル志向になり「盛りすぎない」というのがポイントです。

ギャルメイクも盛るところは盛る、引くところは引く、といった足し算、引き算を使ってナチュラル風に仕上げていくことが重要です。目尻につけまつげを盛り、アイラインは長めに、垂れ目風にする。涙袋は薄くベージュ系を使用してぷっくりと仕上げます。

黒目の大きいカラコンを使って盛るのが今風なナチュラルギャルメイクなのです。可愛く、綺麗に、品良く、というのが90年代の「気合の入った」メイクにはなかった盛り方といえるでしょう。カラコンを使用すれば簡単に目の色を変えることができて、目の輪郭をはっきり出して目を大きく見せSNSなどで可愛さ、ナチュラル美人さを盛れるナチュラルギャルメイクが人気です。

ギャルは常に進化し続ける存在

このようにギャルの流行りというのはメイクやファッション、ヘアスタイルの中に歴史や文化をみることができます。 ギャルは常に進化し続けているのです。なかなかギャルの世界も奥が深いですね。

とはいっても、ギャルたちはいつの時代も凄まじく自分たちでブームを作り続け、エネルギッシュにその時代の先端を引っ張ります。ファッションの系統の分類が明確化された現在ではギャルと一言でいっても個性の種類がたくさんあり、その中でもそれぞれ、堂々と主張することによって新しい時代を切り開いていくことができます。

ギャルは常に文化とともに進化し新しい時代を作り経済までも動かしていけるのです。今ではインターネットで情報が錯乱する時代であるからこそギャル達は常にアンテナを持つ事でファッションの変化に幅やスピードを持たせる事が出来ているのでしょう。

いつの時代も渋谷系、原宿系共に外国人からも非常に興味の対象であり、動画サイトなどでも原宿で日本でずっとやってみたかったことなどに原宿系ファッションを着るなどがあります。日本の若者文化として理解と共感が見られるようになり、常に世界からも注目を浴びています。

ファッションが奇抜な故に日本の若者文化の中は理解できないという大人が一部いる中で、一つの文化であると世界からは判断されています。 今では子供が生まれた後でも、ギャルの現役を引退せずにファッションやメイクの流行りに常に敏感である女性も多いです。

ギャル達は複数のギャルジャンルの中で個性を生み出し、自分の居場所を探していきます。そして新しい自分に生まれ変わり、新しい時代を作っていく役割を担っているのですね。そう考えるとギャルって素敵だと思いませんか。

たくさんの情報が錯乱する時代の中で、シンプルに“かわいいから”“面白いから”などの理由で新しいファッションやメイクを求める自由な発想を彼女達は持ち合わせているのですね。 この先イマドキギャルがカジュアル化していき、90年代にいた汚ギャルの存在ではなく美ギャルの存在が世に一般的に広まっていくことでしょう。個性の強さでライフスタイルが左右されない時代を作るのもイマドキギャル達かもしれません。